2012年 03月 03日
「ブドリの学校」宮澤賢治読書会 パネルシアター・デヴュー |
昨年の3月11日以降
時が止まってしまったものが わたしにある
宮澤賢治読書会だった
一昨年の3月 宮澤賢治を読もう と 数人が集まって
毎月 読書会と朗読会を開いた
一年間 地味にひたすら 読んだ
読めば読むほど 賢治の作品の深さに 驚いた
これからは アイヌの神話を含めて 賢治を読もう
と みんなに話したのが 昨年の3月だった
朗読会の新しい方法として 影絵のような表現を求めていた
昨年 出会ったのが 影絵劇団ホケキョ でもあった
それから ブラックライトのパネルシアターに 出会った
まず手始めに これでいこう と思った
ステンドグラスのようで とても きれいだった
わたしたちは 仏教説話からの物語「娘さんの贈り物」を選んだ
でもちょっと物足りなかった
だから
お話を本来の仏典により近く 書き換えた
登場人物も 増えた
発表を楽しみにしていた
そうしたら 3月11日が 訪れた
発表会は中止になった
いろんな気持ちが かきまざった
なかなか いつもの日々の暮らしに 戻らなかった
一年は あっと 言う間に 過ぎ去った
また 読書会を再開したい と 思った
朗読の会を 「ブドリの学校」と命名した
大好きな 「グスコーブドリの伝記」で ブドリが学ぶ
飛行船でやって来る クーボー大博士の学校みたいなのが いいと思った
今日 昨年中止になった発表会も含めて
館山図書館で パネルシアターが開催されるのを ちょっと前に聞いて
それに合わせて もう一度 自分たちが作った作品を 見直した
インド音楽で統一した
登場人物も背景も多く 二人掛かりで 必死だった
午前中 練習不足を痛感しながら 最後の追い込みをした
なんとか 今日 デビューしました
演目は 「貧者の一灯」
子どもたちは 楽しんでくれたかなぁ
まっくらだったからなぁ
上野りんぷう先生は 声がいいと 褒められた
(ああ なんて 嬉しそう)
これからも よろしく
お声がかかれば どこへでも
by tenkidou
| 2012-03-03 18:00
| 読書会・朗読会の風景